も〜いくつ寝〜る〜と〜お正月 お正月には もち食べて〜おなかが痛いと大さわぎ〜 は〜やく 来〜い 来〜い お医者はん〜
12月も半ばになると、子供たちはお正月を待ちこがれて、そのにぎやかなこと、うるさいこと。
「何をあほなこと言うたはるの、さあ、お正月やったら頭をきれいにせんと、笑われますえ」
散髪代だけお年玉をふやしてもらえる約束で、おばあちゃんに頭を押さえられて、じーっとがまんの小1時間。
昔のバリカンは、手を動かして刈る手動式。毛がひっかかったら、その痛いのなんのって。
やっと終ると、みんなから「おはつ!」と、くりくりの坊主頭をポンとたたかれて、あとはまた大はしゃぎ。
年の始めの ためし〜とて〜終〜わりな〜ごやのお〜ばあちゃん〜 松竹ひっくりがえして 大さわぎ〜 お〜 もち食べすぎて のどつ〜めたぁ
(絵と文:木村祥刀)
1994年12月13日 京都新聞 掲載
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