昭和ひとけた京育ち No.11 「遊びうた」
 
No.11 「遊びうた」

遊びうた 29.4 × 25.8cm

 

  まるたけえびすに おしおいけ あねさん ろっかく たこにしき…

 女の子たちが歌いながら、まりをつく。京都の東西の通りの名前や、南北の通りの名前の唄を。

 今思うと、女の子たちは遊びながらよく歌っていた。絵を描きながら「ミミズが三匹やってきて」とタコを描いたり、おじゃみや、羽根つき、花いちもんめも、メロディーにのせて楽しそうに遊んでいた。指きりまで「うそついたら針千本のーます」などと。

 通りの名の唄などは、小さな子供までが、掛け算の九九のようにくちずさんでいた。残しておきたい遊び唄の一つではないかと思う。

 男の子の遊びはただ「ギャーッ」「ワーッ」の悲鳴か喚声。歌いながら遊んだ記憶は、

 チャンチャン バラバラ ヂャンバララ 切ったら血がでるターラタラ チャンチャンバラバラ 砂ポコリン… ぐらいか。

(絵と文:木村祥刀)

1994年11月1日 京都新聞 掲載


     

Top page にもどる

目次1にもどる   - サムネイル付き

目次2へすすむ  - サムネイル付き

 
ロゴ
Copyright © Librairie Seizan
All Rights Reserved

 


Librairie Seizan of KYOTO  Established 1996